与謝蕪村が「静々に五徳にすえにけり薬食」と詠んだぼたん鍋。
肉食が禁じられた江戸時代にも「山鯨」と称され、猪肉は寒さ厳しい冬の季節の栄養補給源として食べられていました。
山野を駆け回り、山の幸を餌にたっぷりと成長した猪は、秋から冬にかけて栄養価がとても高まり、猪肉の特徴である甘味と旨味が有る脂は、見た目ほどしつこくなくあっさりした味わいです。
牛肉と比べてもビタミンB1が多く、カルシウムは約2倍といわれ、低カロリーで高たんぱくの猪肉は、美容にとても良いだけでなく、疲労回復が期待できる精のつく食材と言えます。
そんな冬場の猪肉の食べ方は何と言っても、味噌味のスープで煮込む『ぼたん鍋用みそ』をおすすめします。
「ぼたん鍋」の基本は味噌仕立て。
「ぼたん鍋」の本場丹波篠山では、白みそ・赤みそをだし汁でのばした味噌スープで猪や野菜を煮込みます。
当社の『ぼたん鍋用みそ』は、丹波篠山のぼたん鍋専門店の味を再現。煮込むほどうまくなる猪肉に合わせて、煮詰まっても濃くなりすぎないよう赤味噌や白味噌など複数の味噌を絶妙な配合でブレンドしました。
あったかいぼたん鍋を食べると、体の内側からじんわりと温かくなってきます。寒い冬に味わっていただきたい一品です。
猪肉でなくても、焼肉用の厚みのある豚ばら肉、骨付きのぶつ切り鶏肉でも味わい深い味噌鍋が楽しめますし、牡蠣を入れれば「牡蠣の土手鍋」に、太めでコシのあるうどんを入れて煮込めば「みそ煮込みうどん」としてもお使いいただけます。
砂糖や蜂蜜、みりんを加えてお菓子用の味噌だれとしてお使いいただくお客様もいらっしゃいます。